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都合の良い女

  • 執筆者の写真: くるみ 朝倉
    くるみ 朝倉
  • 2020年9月30日
  • 読了時間: 1分

これで最後何度誓っただろう

あの時終わりにしていたら

苦しまずに済んでいたかな

選んだのは私なのに


先の見えない闇に余裕がなくなる

良い女になろうと努力して

出来上がったの都合の良い女

だから私は捨てられる


哀しいほど 愛しい人

何も捨てない 優しい人

私が居れば何も要らないと

一度くらい言ってほしかった


かけがえのないものになりたかった

何にも負けないたったひとつの

そんなこと叶うはずないって

正解なんてとっくに解ってる


私の気持ちは聞いて何も言わない

貴方の中に消えない私を

刻み付ける術を見つけられるまで

貴方を諦められない


愛の言葉を囁くなら

このままずっと側にいて

他に何も要らないのに

いつか悔やみ苦しめばいい


なるようになる

なるようにしかならない

だから今はまだ


悔しいほど 愛しい人

何も選ばない 優しい人

私が居れば何も要らないと

一度くらい聞いてみたかった


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